山林担当者より〜山林活用ドットコムの現場担当者ブログ

バイナリー発電について

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    バイオマスについていろいろ勉強をすすめていくとバイナリー発電というキーワードにたどり着きました。

    発電効率を考えると、小規模発電では、エネルギーの利用効率はバイオマスの持っているエネルギーの20%そこそこが限界です。

    安定した熱利用の需要がある、というのが大前提ですが、バイナリー発電利用が可能であれば、熱利用のついでに、未利用の低温度の熱エネルギーをさらに利用することができる。これによって、トータルのエネルギー利用率が向上するはずです。

    すでに、製品化していることをいまさら知った次第ですが、さらに勉強したいと思います。

    神戸製鋼さま のHPで発見しました。
    http://www.kobelco.co.jp/machinery/products/rotation/microbinary/


    木質ペレットを金沢産ブランドに  石川県

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       石川県 金沢市において、環境にやさしいエネルギー「木質ペレット」を金沢産ブランドとして広く普及を図る報告書が18日、市長に提出された。

       金沢市では、市の6割をしめる森林を利用し、エネルギーの地産地消を実現するために「木質ペレット」の活用に積極的に取り組んでいるとのこと。また、市ではペレットストーブの購入に対して補助のあり方を検討する一方、来年度は広葉樹を使ったペレットの試作にも取り組む。
                                                                                                    (1/18 テレビ金沢)

       石川県は、木質バイオマスに対する関心が高い地域だと感じています。昨年は、当HPをご覧の頂いた同県の方から竹などを利用した小型の木質バイオマスの優位性についてお電話にて熱く議論させていただきました。

       エネルギーの地産地消が、コスト的に合い、ビジネスとして成立することが可能であればそこに燃料供給という安定した市場が生まれます。いまある山林という資源を背景に、これで生計が維持できれば雇用が生まれ、いろいろな歯車が動き出すのではないでしょうか? 紛れもなくそこにある資源をベースに据え、そこからスタートする。その資源をさまざまなアイデアで究極まで生かすことができれば無限に枯れない油田がそこに生まれるのかもしれません。

      林業者の担い手育成 茨城県 大子町青年林研グループ主催 間伐実習

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         茨城新聞 2013年1月19日(土)付け

        林業者の卵、間伐体験 大子清流高校(野内俊明校長)、演習林で55名が実習されたとの記事を拝見しました。

        林業の担い手育成を目的に、大子町青年林研グループ(松浦伸章会長)主催で地元の県立大子清流高校の森林科学科1年から3年生の生徒たちが参加し、実際にチェーンソーを使った伐採や間伐作業を体験したとのこと。
         
         高校の名前もすばらしいのですが、55名もの地元の若い生徒たちが参加して地元の資源を生かす実習を行うことの意味は、先行きの見通せないこの時代に、ますます重要性をましているのではないでしょうか。いま、日本に欠けている部分がここに凝縮していると思えてならないのです。

         
         同林研グループは1976年から林業改善や、間伐推進、後継者育成などを目的に活動されているとのことです。

         私ども情報では、茨城県においてもバイオマス発電施設等の計画があるようです。今後、茨城の森林資源が見直される時期が近いのではないでしょうか?

                                            ますますのご活躍期待しております。

        補助事業を利用した山林活用の実践 その5

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           いよいよ、今回の実証実験にご賛同頂いた山林所有者の方の山から、弊社の那珂川工場に原木が到着しました。

           今回の最大のポイントは、間伐の遅れた山林から発生する低質(曲がり、反り、腐れなど)の木材をいかに搬出でるか? 伐採のコストをいかに下げることができるのか? の2点です。

           これらの作業を確認するため、この日は担当の森林組合さまと現場の確認を行いました。

          鈴木山 組合説明

           







          具体的な伐採作業のポイントは、<従来>と<今回>では次のような違いがあります。

          <従来> 
           間伐作業で伐採した木材は、一本の木から通直(真直ぐ)で腐れなどの傷みがない部分を選び、その部分を切り取る作業(造材という)を行います。この作業の過程の中で、残された木材は極論を言えば山に放置されます。

          <今回>
           伐採した木材の良い部分のみを選び抜く、従来型の造材作業に比べ、明らかに良質な木材である場合を除き、概ね3mにカットする作業としまた。今回の山林は全体的に間伐が遅れていることは明白であるため、良材を選別する作業にこだわらず、造材作業をシンプルにし効率的な作業に心がけて頂ました。これにより、低質材であるか良質材であるかの見極めには極力時間を割くことなく伐採・造材に集中するため作業性が向上すると同時に、従来の作業では、山に放置していた(捨てていた)木材までも搬出するため、伐採コストは下がるものと考えられます。

          以上、伐採作業の違いを明確にした上で下記の写真のような木材が搬出されて参りました。


          搬出された木材

          鈴木山 B全体









          選木機により選別された木材

          すいやずk










          低質材として選別された木材


          鈴木山 B 規格外










          低質材の例(曲がり材、芯腐れ材)


          鈴木
          鈴木山 芯くされ材


















           栃木は、この度の寒波で積雪もあり伐採・搬出作業は滞りが発生し、途中経過報告ですが、1haの山林から概ね100m3の木材が那珂川工場に運びこまれ、このうち約20%がいわゆる低質材としてカウントされている状況です。従来であれば、これらの材は搬出されず生かされないで山に放置されてしまいます。これらを搬出して生かすことで、現在の補助制度の最高ランクの補助金が適用される訳です。

           森林組合の担当者の方にお伺いすると、現場では、このような伐採(低質材を思い切って出す)を行うに当たって、現場はやり若干の戸惑いが見られたとの事でした。「本当に、こんな材を製材工場に運んでよいのか」そんな声も当然出た事でしょう。ある意味では、今までとは180度違う山林の活用にプロでさえも頭の切り替えが必要であることを物語っていると感じました。

           このような現場の説明会・勉強会などを通じて、山林所有者の方の理解、現場の理解、受入側の理解をさらに深めていく必要性を感じました。今回の実証データを取りまとめて、皆さんにご紹介できる機会を設けますのでお楽しみに・・・・・・。

           この日の、那珂川工場の最低気温は−8℃を記録し、厳しい寒さの中での確認作業でした。ご協力頂いた森林組合さまありがとうございました。




          補助事業を利用した山林活用の実践 その5

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             いよいよ、今回の実証実験にご賛同頂いた山林所有者の方の山から、弊社の那珂川工場に原木が到着しました。

             今回の最大のポイントは、間伐の遅れた山林から発生する低質(曲がり、反り、腐れなど)の木材をいかに搬出でるか? 伐採のコストをいかに下げることができるのか? の2点です。

             これらの作業を確認するため、この日は担当の森林組合さまと現場の確認を行いました。

            鈴木山 組合説明

             







            具体的な伐採作業のポイントは、<従来>と<今回>では次のような違いがあります。

            <従来> 
             間伐作業で伐採した木材は、一本の木から通直(真直ぐ)で腐れなどの傷みがない部分を選び、その部分を切り取る作業(造材という)を行います。この作業の過程の中で、残された木材は極論を言えば山に放置されます。

            <今回>
             伐採した木材の良い部分のみを選び抜く、従来型の造材作業に比べ、明らかに良質な木材である場合を除き、概ね3mにカットする作業としまた。今回の山林は全体的に間伐が遅れていることは明白であるため、良材を選別する作業にこだわらず、造材作業をシンプルにし効率的な作業に心がけて頂ました。これにより、低質材であるか良質材であるかの見極めには極力時間を割くことなく伐採・造材に集中するため作業性が向上すると同時に、従来の作業では、山に放置していた(捨てていた)木材までも搬出するため、伐採コストは下がるものと考えられます。

            以上、伐採作業の違いを明確にした上で下記の写真のような木材が搬出されて参りました。


            搬出された木材

            鈴木山 B全体









            選木機により選別された木材

            すいやずk










            低質材として選別された木材


            鈴木山 B 規格外










            低質材の例(曲がり材、芯腐れ材)


            鈴木
            鈴木山 芯くされ材


















             栃木は、この度の寒波で積雪もあり伐採・搬出作業は滞りが発生し、途中経過報告ですが、1haの山林から概ね100m3の木材が那珂川工場に運びこまれ、このうち約20%がいわゆる低質材としてカウントされている状況です。従来であれば、これらの材は搬出されず生かされないで山に放置されてしまいます。これらを搬出して生かすことで、現在の補助制度の最高ランクの補助金が適用される訳です。

             森林組合の担当者の方にお伺いすると、現場では、このような伐採(低質材を思い切って出す)を行うに当たって、現場はやり若干の戸惑いが見られたとの事でした。「本当に、こんな材を製材工場に運んでよいのか」そんな声も当然出た事でしょう。ある意味では、今までとは180度違う山林の活用にプロでさえも頭の切り替えが必要であることを物語っていると感じました。

             このような現場の説明会・勉強会などを通じて、山林所有者の方の理解、現場の理解、受入側の理解をさらに深めていく必要性を感じました。今回の実証データを取りまとめて、皆さんにご紹介できる機会を設けますのでお楽しみに・・・・・・。

             この日の、那珂川工場の最低気温は−8℃を記録し、厳しい寒さの中での確認作業でした。ご協力頂いた森林組合さまありがとうございました。




            全国の木質バイオマス発電所計画(2013年1月現在)

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               いつもお世話になっている日刊木材新聞さまの2013年新春特集号に全国のバイオマス発電所が掲載されていました。 これを参考に、今まで取り上げてきた情報を合わせてまとめてみました。

              東北から順に

                 発電所名      所在地    年間未利用バイオマス量   開始時期
              <東北>
              能代バイオマス発電    秋田県能代市     34863トン
              宮古ブルーチャレンジ   岩手県宮古市    約17000トン        14年秋
              ウッティかわい      岩手県宮古市     90000トン       12年秋着工
              新日鉄 釜石製鉄所    岩手県釜石市      5000トン       稼動中
              グリーン発電会津     福島県会津若松   約60000トン          稼動中
              白河ウッドパワー       福島県白河市    林地系未公開          稼動中
              日本製紙勿来工場      福島県いわき市     13000トン          稼動中

              <関東>
              弊社 那珂川工場      栃木県那須郡      50000トン         14年春
              大月バイオマス発電      山梨県大月市             不明            15年初頭

              <上信越・東海>
              いいずなお山の発電所  長野県長野市      7000トン          稼動中 第2発電所計画
              川辺木質バイオマス    岐阜県加茂郡     30000トン          稼動中
              王子板紙富士工場     静岡県富士市          不明                       14年中の稼動
              三重エネウッド      三重県松坂市      55000トン         14年秋予定

              <関西・北陸>
              日本海水赤穂工場    兵庫県赤穂市        不明                      15年1月稼動予定

              <中国・四国>
              真庭バイオマス発電    岡山県真庭市             120000トン       15年4月稼動予定
              中国木材バイオマス    広島県呉市       190000トン                     14年秋稼動予定
              MCMサービス発電    広島県広島市       2000トン          稼動中
              ミツウロコ岩国発電所   山口県岩国市      60000トン          稼動中
              中国電力新小野田    山口県山陽小野田市     25000トン          稼動中
              住友大阪セメント高知  高知県須崎市           44200トン          稼動中

              <九州>
              グリーン発電大分   大分県日田市      70000トン          13年秋稼動
              グリーンバイオマスファクトリー
                          宮崎県児湯郡      72000トン           14年中稼動予定


              林地系の木質バイオマス年間利用料 合計    945063トン   発電施設全国22箇所


               非常にアバウトですが、未利用の林地系木質バイオマスの新規需要が年間約100万トン=100万m3
              「再生可能エネルギー固定買取制度」 (FIT)によって生まれる計算になります。

               現在、製材等を目的とした原木消費量が2000万m3といわれ、それと同等の林地残材が未利用と言われています。 そのうち約5%がようやく利用される見通しとなったとも考えられます。
               発電所が稼動すると、これらの施設に安定した低含水率のバイオマスが安定して供給されることが絶対不可欠な条件となります。

               FITは、まだスタートしたばかり 様々な試行錯誤を重ねながら 最終的には山林の価値が見直され、山間地域に雇用が生まれ、エネルギーの地産地消が始まることを期待しています。

               山林活用ドットコムは、今後ともこれらの動向をお伝えします!! 

               皆様の山林のお近くにバイオマスの発電所はございますか? 是非注目してください!!


              山林活用の可能性(林野庁 新年のご挨拶)

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                 毎年恒例ですが、国産材協会メンバーとしての林野庁へ新年のご挨拶に同行させて頂ました。

                新政権に替わり、正月休み返上で大型の補正予算に対応に追われているところでの訪問でしたが、
                皆様の心強いお言葉に元気付けられ、新年にふさわしいスタートを切ることができました。

                林野庁 末松広行 林政部長からは、
                「新政権発足にともなって大型の補正予算が組まれている。この貴重な財源を将来の活力ある林業に向けて是非生かさなくてはならない。是非皆さんのご意見を伺いたい」との力強いお言葉を頂きました。

                また、ある部署では、これからの森林資源の活用について熱い議論となりました。
                (いつも、急な訪問にも関わらず昼食の時間も超越して議論の場となります。)

                林野庁討論








                論点は以下のとおり、

                \渋ざ箸箸靴討領啅箸了訶世必要

                 マーケットを見据えた、原料の生産と供給、原料を背景とした製造(製材・加工)

                 林業は、植林からスタートすると非常に長いスパン(数十年)のサイクルである。日本林業は、あまりにも早い時代の変化に追随できずその価値を見失ってしまった。林業全体を製造業という視点で再度見直す必要がある。

                ¬攤爛沺璽吋奪箸諒儔

                 例えば、この20年くらいで、原木価格においても良質材といわれる価格が大幅に下落している。理由は簡単で、いわゆる高品質(目視上等)の木材の市場がなくなり、大部分が並材の市場となっている。
                客観的に見れば市場は、コストの安い木材を望んでいる。

                今後の木材需要

                 人口が減る→ 需要も減る
                 
                 需要を維持する為には、新規の分野への木材利用を検討するしかない

                の啅箸虜得

                 長伐期施業・間伐施業だけでは限界。国際商品である木材利用を促す為には、コスト競争力をつけるしかない。 将来的には、大胆な低コストな間伐システムを構築すると同時に、主伐を検討すべき

                 低コスト林業のポイント

                 大胆な間伐、路網整備、育林費の削減(林業経営コストの8割を占める!!)

                 キーワード  優良品種、コンテナ苗、伐採・造林同時作業、疎植林、短伐期

                 経営なのだから、コストを下げ、回転率を上げる発想が必要である!!

                イ気い瓦

                  諸外国では、林業投資管理会社(TIMO)や不動産投資信託会社(REIT)などが森林を所有・管理し自然に成長する山林資源をどのように運用して高い収益を得るのかという時代になっている。

                 また、それらの実績を受けて、機関投資家がリスク分散の手段として林地へ投資しポートフォリオを形成している。そのためにも、日本においても製造業として林業が進化する必要がある。

                他の産業に学びながら、林業の可能性をもっと柔軟に発想すべき!! まだまだ、林業は可能性を秘めている。

                一例 
                  コウヨウザン(広葉杉) 学名Cunninghamia lanceolata 
                http://www.ffpri-kys.affrc.go.jp/tatuta/jumoku/kmt38.htm

                  中国南部原産で、萌芽力が強く、病虫害が少なく、成長量が早く、木理が通直、強度が強く
                  加工が容易。

                  まさに、夢のような樹種です。(30年生前後で胸高40cm、樹高20数メーター)

                林業には、まだまだ可能性があり、やらねばならないことは、それこそ山のようにある!!

                念頭から多くのパワーを頂いた訪問となりました。




                コウヨウザン







                林野庁の皆様、貴重な時間ありがとうございました。







                水資源地域保全条例について(群馬県、北海道、茨城、埼玉)

                0
                   平成25年 年始早々に、朝日新聞デジタルで記事が掲載されました。当HPでも、担当者のひとりごとのコーナーでご紹介しました。
                  http://info.sanrin-katsuyo.com/manage/?mode=write&eid=52


                   「北海道が今年3月に全国で初めて条例を成立させ、埼玉、群馬、茨城3県が続いた。いずれも水源地域の土地売買の事前届け出を国内外問わず義務づけ、違反して是正勧告に従わなければ企業や個人名を公表する内容。上田清司・埼玉県知事は「外資による取得に制限がかかる」としている。」

                  とのこと・・・。

                  平成25年1月現在の群馬県の事例をもとに、これらの条例が山林売買にどのような影響があるのか勉強してみました!(正確には、ご自身でHP等を通じてご確認下さい!)

                  ◇群馬県水資源条例◇
                  http://www.pref.gunma.jp/04/e3000073.html(群馬県HPより)

                  ◇森林の土地所有権等の事前届出制度(群馬県水源地域保全条例に基づく事前届出制度)◇
                  http://www.pref.gunma.jp/04/e3000074.html(群馬県HPより)

                  <ポイント>

                  ◎制定の目的は?

                   森林は、水源涵(かん)養などの大切な役割を果たし、首都圏の人々の安全安心で豊かな暮らしを支えている。
                                               ↓
                   この森林を適正に整備・保全し、将来にわたって水源涵養機能を維持していくことは、水源地域を擁する「水源県ぐんま」の責務である。
                                               ↓
                  そのため、豊かな水を育む森林を保全することにより、県民をはじめ流域に暮らす全ての人々が森林のもたらす清らかで豊かな水を将来にわたって安心して利用することができるよう、この条例を制定しました。

                  ◎条例の及ぶ地域は?

                   群馬県の場合、山があるエリア全域のようです。
                   http://www.pref.gunma.jp/04/e3000082.html

                  ◎責務は?

                   県、県民、森林所有者等はそれぞれ、以下の責務があるとのこと
                  1. 県 :  森林の現状の把握、森林の有する水源涵養機能の維持・増進に係る施策の総合的推進
                  2. 県民 : 水源地域の保全の重要性に関する理解、県・市町村が実施する施策への協力
                  3. 森林の所有者等 : 水源涵養機能等の大切な役割を有する森林の所有者等であることの認識、森林の適正な整備・保全、県・市町村が実施する施策への協力

                  ◎事前の届出が必要なときは?

                   群馬県の森林の土地売買等の契約を締結する場合、面積の大小に関わらず、締結予定日の30日前までに群馬県知事に届出が必要

                  1. 贈与契約
                  2. 売買契約
                  3. 交換契約
                  4. 地上権の設定又は移転契約
                  5. 地役権の設定契約
                  6. 使用貸借による権利の設定又は移転契約
                  7. 賃借権の設定又は移転契

                  ◎だれが届けるのか?(届出義務者)

                   上記の契約を締結する前に届出するわけですから、通常もとの所有者と解釈されますね。
                    
                    譲渡人等(契約に係る土地の所有権等を有する者)

                  ◎主な届出事項は?

                  1. 契約当事者の氏名・住所(法人は、名称・代表者の氏名・主たる事務所の所在地)
                  2. 土地の所在・面積
                  3. 所有権等の種別・内容
                  4. 契約締結予定年月日
                  5. 契約後における土地の利用目的
                  6. 添付書類:契約に係る土地の位置を示す図面、登記事項証明書又は所有権等を有することを証する書類(売買契約書など)の写し

                  ◎届出期限は?
                   
                   契約締結予定日の30日前

                  ◎届出方法は?

                   指定の事前届出書に必要事項を記入
                             ↓
                   届出に係る土地の所在地を管轄する県環境森林事務所又は森林事務所に提出。
                   (事前届出書の内容に変更が生じたときは、速やかに変更届出書を提出する)

                  ◎罰則等は?(無届、虚偽申請の場合の措置)

                   届出義務者が届出をしなかったり、虚偽の届出をしたとき
                             ↓
                   報告要求又は是正勧告を受ける

                   さらに、正当な理由がなく、報告をしなかったり、勧告に従わなかったとき
                             ↓
                   届出義務者の氏名・住所、勧告の内容又は報告を求めた事項、公表の理由を公表 



                  以上が、群馬県での事例です。その他 北海道、埼玉、茨城の事例も調べてみました。基本理念は概ね同様ですが、内容が若干異なるようです。(特に北海道は、事前届けが3ヶ月前までに必要)
                   
                   是非、みなさまもご自身でご確認下さい!!

                  北海道
                  http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/stt/mizusigen/mizusigen_todokede.htm

                  埼玉県
                  http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/nourin/rinsei/keikaku/contents/suigen-jyourei/index.html

                  茨城県
                  http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/nourin/rinsei/keikaku/contents/suigen-jyourei/index.html


                  水資源の外資買収広がる警戒

                  0
                     昨年の年末、田舎の父より久しぶりに連絡が入りました。朝日新聞に森林について面白い(興味深い)記事が掲載されているとの事でした。早速、掲載記事をFAXで送ってきてくれたのですが、忙しさにまぎれて忘れていました。今朝ネットでまた掲載されていたのでご紹介します。以下抜粋
                     
                     「外国資本の森林買収に危機感が高まる中、水資源保護を目的に土地買収の監視を強める条例を4道県が制定し、9県が検討していることが分かった。ただ、実際に水資源目的の買収を確認した自治体は一つもない・・・。
                     日本の企業や不動産が中国資本に次々買収され、国内で中国の経済力への不安が強まる中、森林の地下水も奪われて枯渇するのではないかという危機感が政界やメディアで広がったのは約3年前のことだ。「中国、日本の水源地物色?」「北海道の森林が香港に買われた」などの報道が相次ぎ、2010年には林野庁が外資による森林買収を約30件確認したと発表した。

                     北海道が今年3月に全国で初めて条例を成立させ、埼玉、群馬、茨城3県が続いた。いずれも水源地域の土地売買の事前届け出を国内外問わず義務づけ、違反して是正勧告に従わなければ企業や個人名を公表する内容。上田清司・埼玉県知事は「外資による取得に制限がかかる」としている。」

                    朝日新聞デジタル 平成25年1月2日(水)9:53配信 田内康介記者

                    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130102-00000006-asahi-soci&pos=1

                     茨城、埼玉、山梨、富山、石川、福井、岐阜、徳島、高知の各県が条例制定の準備中もしくは検討中とのこと。

                     確か、新聞記事では、現状、外資による水源の確保というよりは、別荘地としての投資先としての買収との見方が正確で勇み足との面も指摘されていていました。その昔、バブル絶頂期のころアメリカ全土の土地価格を考えると日本の土地を売ってアメリカを全部買収できるなんていうコメントをニュース解説で聞いた記憶が蘇ったのですが、日本も追われる立場になって初めて諸外国の脅威を感じるのだと実感しました。

                     山林活用の観点からは、水資源もそうですが、「多面的な価値が山にはある」ということを印象付ける記事であると考えます。日本の国土の2/3を守るという発想は、重要なのではないでしょうか?
                     各県で制定された条例が、山林の売買にどのような影響を与えるのかウオッチして参りたいと思います。
                    http://info.sanrin-katsuyo.com/?cid=4
                     

                     

                    山林所有者の方からのお問合せ4000haを超えました。

                    0
                        福岡、山口、広島、兵庫、大阪、徳島、岐阜、長野、山梨、静岡、神奈川、埼玉、千葉、茨城、群馬、栃木、新潟、山形、宮城。 
                       本年8月より、山林活用をテーマに定期的に情報発信を開始させて頂き、弊社HPを通じて50名を
                      超える山林所有者またはその親族の方からお問合せいただきました。その総面積はなんと、4000ha超です。予想以上の反響でした。0.12haの小規模の方から2000haに迫る大規模な山林所有者まで様々な方々です。山林規模以外にもご相談者の年齢、性別、ご職業も様々ですが、共通している事がありました。

                       皆さん、山林を所有する価値を見失われていること、国土の38%を占める私有林(1458万ha)
                      http://www.shinrin-ringyou.com/forest_japan/kokuyu_minyu.phpの多くの方がそのような状況に置かれているのではないか・・?そうとも思える今年一年でした。

                       しかし、4000haは、そのうちのたった、0.027%に過ぎないのですが、弊社HPにたどり着かれた方々は、まだ山のことが気になっていらっしゃる方かもしれません。

                       もっと、桁違いの方々が山のことを忘れてしまってしまっているのではないか?
                       
                       山の価値は、本当にそのようなものなのか? もっと、山を活用できるのではないか?もっと、抜本的な手を打たないと手遅れなのではないのか?

                       正直なところ、お問い合わせて頂いた方々の多くの山が既に、製材用材としては手遅れな山になってしまっている場合が多いのです。また、どうしても、伐採・搬出にコストがかかってしまい、残るべくして残った山も多いのです。

                       しかし、低質な木材もエネルギー利用であれば活用できるかも知れません。

                       もっと、抜本的に山に、林道を通し、搬出コストを下げ、山林を活用し、また植えつける。もっと抜本的に・・・・。 大胆に、公共事業としてこの部分に投資しれば、国土の大部分が資源として利用することが出来るのではないか?公共事業として通された林道は、将来の山林活用への投資としてまた有効に活用できるのでは・・・。

                        このような考えを強く持った一年でした。

                       

                       

                       





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