山林担当者より〜山林活用ドットコムの現場担当者ブログ

エネルギーを自前で・・・・

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    毎日新聞 東京朝刊 2013年3月24日付 で共感できる記事を見つけました。

    以下要約です。

     2年前の福島原発事故は、日本人のエネルギー感を変えた。再生可能エネルギーを利用する動きは未来に何をもたらすのであろう。

     10年間勤めた東京の外資系証券会社を辞め、熊本・阿蘇の高森町に一家5人で移ってきた池田さんは次のような経験を語る。
      
     ある日、暖房用のまきを割っていた池田さんに、近所のおばあさんがこう話しかけた。

     「昔もよその国が油ばやらんて言うて、慌ててまきに戻った時代のあった。見ときなっせ。いつかまた同じことの起こるけん。今の人は、なんでんすぐ買うてきて、なーんも辛抱せんけんね」

     日本は化石燃料などエネルギー源の多くを中東など海外から買う。その額は、12年には24兆円にのぼり、輸入総額の3分の1を占めるそうだ。新興国の台頭でエネルギー価格は高騰し、資源の奪い合いは年々激しさを増す。おばあさんの言葉は杞憂(きゆう)とは言い切れない。

     「自分たちでエネルギーを作れば、中東などに流れる24兆円のうち、半分、4分の1でも国内に回るようになる。そうすれば、地域にとって大きなチャンスになる」。

     「千葉エコ・エネルギー」の馬上丈司社長は言う・・・・。

     全く同感です。便利さゆえに、私たちは「お金にものを言わせ」結果的に、他者に依存した生活を送っているのではないでしょうか?灯台元暗し・・。 今あるものを工夫すれば、まだまだチャンスはある。そう思います。


    森林総研 遺伝子組み換えによりスギ花粉形成を抑制する技術を開発

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      平成25年3月21日 森林総合研究所 プレスリリースより

       独立行政法人森林総合研究所は、微生物を介してスギの培養細胞に遺伝子を導入する遺伝子組換え技術を利用し、RNA(注1)分解酵素(バルナーゼ)遺伝子をスギに導入し、タペート層と呼ばれる花粉を取り囲んでいる組織で発現させることによりスギの花粉形成を抑制する技術を開発しました。さらに、本技術を用いて作製した遺伝子組換えスギに着花を促進するジベレリン処理を行い、花粉を形成しないことを実験的に検証しました。 森林総合研究所では、花粉症対策としてこれまでも様々な技術開発に取り組んでまいりましたが、今回の研究成果により、遺伝子組換え技術による花粉症対策品種の開発も、今後の十分な時間をかけた効果と安全性の検証を行った上で、将来的には花粉症対策の選択肢の一つとなり得ると考えております。

       専門用語は十分理解できませんが、技術的な進化は進んでいるようです。

      かくゆう、私も10年前 木材業界に転職を機に見事に花粉症を発祥しました。でも皆さん!!

      スギは悪くない! 生物として普通に子孫を残すためにシンプルに花粉を飛ばしているのです。また、スギ、ヒノキは、建築用材としての特性は極めて高く、役に立つ資源なのです!! ただ・・・・余りにも植えすぎた・・・。これは事実だと思います。  尚更のこと、収穫期に達した木材を今こそ利用すべきとおもいませんか?

      スギ・ヒノキに罪はないのです・・・。 

      24年末時点の再生可能エネルギー発電施設の導入状況

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        平成24年末時点の再生可能エネルギー発電施設の導入状況が公表されました。
        http://www.meti.go.jp/press/2012/03/20130313002/20130313002.pdf

        未利用の木材を燃料とする、バイオマス発電施設は、福島の1例(5700KW)のみの
        状況です。(石炭混焼大規模発電施設は除外)

        対照的に、太陽光発電施設は、一気に導入が広まっており、小規模な10KW未満も含めると
        23万件を超え総発電量は、470万KWを超えているようです。

         未利用な木材を燃料としたバイオマス発電施設は、計画として20か所以上あげられていますが、太陽光などと異なり施設設置に1年半〜2年を要する発電施設の本格稼働は、来年からが本格はすると思われます。しかし、その発電量は、全部1万KWと仮に計算しても20万KWに過ぎない状況です。まだまだ、日本全土の森林資源が生される状況には時間を要するのかもしれません。私どもの第1号となる発電施設(那珂川町)は、もう少しで設備の認定申請書を提出する段階となりました。来年の夏以降に竣工の見通しです。

         

         


        「木の駅」広がる 間伐材持込み地域通貨と交換

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          東京新聞 2013年3月18日付け で 当ブログでも度々ご紹介している丹羽健司先生の「木の駅」プロジェクトの記事を発見しました。 また、3月上旬「木の駅サミット」にて、これまた当ブログでご紹介した森大顕さんのドイツ・スイスの報告があったようです。
          http://info.sanrin-katsuyo.com/?eid=50

          「旭・木の駅プロジェクト」は愛知県豊田市旭地区で今冬、四期目を迎えた。約四十人の山主が間伐材の出荷に取り組んでいる。 以下要約抜粋

           木の駅は二〇〇九年、岐阜県恵那市で始まった。その後三年間で鳥取、長野県など全国約三十カ所に増えた。規格に合わない、量が集まらないなどの理由で間伐しても山に捨てられていた木材を、実行委員会などが相場より少し高い価格の地域通貨で買い取る。

           各地で木の駅のアドバイザーを務めるNPO法人「地域再生機構」(岐阜市)の丹羽健司さん(59)は「規格をあまり気にせず農産物を道の駅に出荷するように、気軽に山から木を出荷できるようにして、素人山主に森へ目を向けてほしかった」と話す。一つの木の駅は一中学校区が原則で、地域通貨は大型スーパーではなく地域の商店で使う。

           「過疎で自分の住む所に自信がなくなっていた。木の駅が始まって、自分が動いて環境が良くなり、自信が付いた。過疎だけど、もう一回元気になろう、その方が楽しい、と思える」と山主の一人。椙山女学園大の谷口功准教授(社会学)は「木の駅によって、自治が生まれる可能性がある」と評価する・・・。

           森さんの体験記にもあるように、ドイツやスイスのシンプルだが自信に満ちた生活は、まさにこの自治がキーワードではないでしょうか?他に依存していないから自信がある。日本人は、生活の多くを知らず知らずのうちに他に依存していたのではないでしょうか? だから、日本人はこんなに豊かなであるのに「自信がない」そう思えてなりません。

           三月上旬、旭地区で「木の駅サミット」が開かれ、秋田から島根まで七県十五の木の駅の運営者らが参加した。昨年は恵那市で開かれ、二回目。
           地域再生機構の森大顕理事(30)は、一〜二月に視察したまきボイラーの先進地であるドイツ、スイスなど欧州について報告した。ドイツのレッテンバッハ村では木の駅のように、自分で切った木材を持ち込むと地域通貨が支払われる仕組みを始め、自分で生産した乳製品など酪農にも広がり、人口増加の起爆剤になったと紹介。一方で「まきなど、燃やす利用法だけではなく、より付加価値の高い利用法も考えましょう」と呼び掛けた・・・。

          やはり、燃やすだけではもったいない。その通りだと思います・・・。

          岩手県 北上市に大手合板工場計画

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              合板製材大手ホクヨープライウッドは、北上市和賀町の後藤野工業団地内に合板工場の新設を決定した。総事業費75億、年間生産量300万枚(原木使用量10万立方メートル)新規雇用40名を見込む。
             
             同社は、関連工場の大船渡第2工場、大船渡プライウッド、北日本プライウッドなどの生産拠点を震災で失っており、原料を輸入から国産材へシフトする狙いもあわせて内陸地の北上市に新工場の設置を計画したとのこと。

             
             円安、資源量の不足を背景に、国産材へのシフトを断行されたのかもしれません。先行き不透明な中で新たな工場の新設の発表となりました。岩手県では行先を失っていた県産木材の供給先が復活するため、大きな期待を寄せられているのではないでしょうか?

            岩手日報 2013年2月21日 付け


            薪ストーブでエネルギー循環

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               読売オンラインさまで 面白い記事をみつけました。

              漫画家でエッセイストの 赤星たみこ さんの 記事です。
              「あなたは何派? 薪ストーブでエネルギー循環」
              http://www.yomiuri.co.jp/otona/life/ecolife/20130214-OYT8T00948.htm

              このような方が、薪(木)をエネルギーとして利用することが、林業の活性化につながることの重要性を発信して頂ける。非常にありがたい事だと思います。 森林を手入れすることで、低質な木材が発生します。いま、林業の現場では、この用途がないために山に放置せざるを得ない状況であるのが実態です。これらをエネルギー利用という用途に利用することが再び脚光をあびれば、林業も活性化するのではないでしょうか。昔は当然のように山の恵みを全て利用していた。自然な営みのなかで地に足のついたエコロジーを実践していたのです。子どもの頃、私のおばあちゃんの家は五右衛門風呂でした。遊びにいくと、必ず風呂焚きを勝って出ていろいろ薪を工夫して積みマッチで点火する。炎を飽きもせず眺めていたころを懐かしく思い出します。今思えば、あのころの実体験が自分の考え方の原点につながっているのかもしれません。木質資源を有効に活用する情報発信ますます期待します。

              福岡市の分収育林 100億円の赤字

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                 福岡市が1977年から行ってきた木材の売却益を分け合う分収林事業が、材価低迷の影響で、現時点で約100億円の赤字の見通しとのこと。      読売新聞 九州版 2013年2月15日

                この記事から現在の木材(山林)の状況を整理したいと思います。

                <ポイント>
                ○森林所有者は約1350名 
                ○森林面積1070ha  ヒノキ845ha  スギ220ha
                ○材価は事業開始直後1980年をピークに1/3に
                ○分収の内容(販売額から伐採搬出費用を除いた売却益の6割が市、4割が所有者)
                ○全て木材を処分しても売却益は約10億円。
                ○約40年間の経費 植林代、管理費を合計すると約140億円
                ○補助金を除いても約100億円の赤字

                <この記事から大雑把に計算すると>
                ○40年間に市がかけた経費は、1308万円/ha
                ○ヒノキ845ha×250m3/ha×15000円/m3=約31億7000万
                ○スギ 220ha×300m3/ha×10000円/m3=約6億6000万
                ○合計                     木代金 38億3000万
                ○伐採搬出経費  38億3000万円−約10億円=約28億円
                ○材積当りの伐採搬出経費  28億円/277250m3=10100円/m3
                ○木材売却益は、93万円/ha

                <総括>
                全国の分収育林は、その多くが元本割れをおこし、経営的に成り立たなく
                なっているのが実情です。この事例のように、40年間で1300万円/ha以上
                の経費をかけているとのこと。材価が現状の4.5倍でなければ採算が
                会わないという経費は、多すぎることを考慮しても、日本の
                山林の多くがこのような状況になっているのだと想像します。

                 分収育林のような、まとまった山をなんとか生かすことが出来ないか、
                いつも考えさせられるテーマです。

                福岡市の分収育林 100億円の赤字

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                   福岡市が1977年から行ってきた木材の売却益を分け合う分収林事業が、材価低迷の影響で、現時点で約100億円の赤字の見通しとのこと。      読売新聞 九州版 2013年2月15日

                  この記事から現在の木材(山林)の状況を整理したいと思います。

                  <ポイント>
                  ○森林所有者は約1350名 
                  ○森林面積1070ha  ヒノキ845ha  スギ220ha
                  ○材価は事業開始直後1980年をピークに1/3に
                  ○分収の内容(販売額から伐採搬出費用を除いた売却益の6割が市、4割が所有者)
                  ○全て木材を処分しても売却益は約10億円。
                  ○約40年間の経費 植林代、管理費を合計すると約140億円
                  ○補助金を除いても約100億円の赤字

                  <この記事から大雑把に計算すると>
                  ○40年間に市がかけた経費は、1308万円/ha
                  ○ヒノキ845ha×250m3/ha×15000円/m3=約31億7000万
                  ○スギ 220ha×300m3/ha×10000円/m3=約6億6000万
                  ○合計                     木代金 38億3000万
                  ○伐採搬出経費  38億3000万円−約10億円=約28億円
                  ○材積当りの伐採搬出経費  28億円/277250m3=10100円/m3
                  ○木材売却益は、93万円/ha

                  <総括>
                  全国の分収育林は、その多くが元本割れをおこし、経営的に成り立たなく
                  なっているのが実情です。この事例のように、40年間で1300万円/ha以上
                  の経費をかけているとのこと。材価が現状の4.5倍でなければ採算が
                  会わないという経費は、多すぎることを考慮しても、日本の
                  山林の多くがこのような状況になっているのだと想像します。

                   分収育林のような、まとまった山をなんとか生かすことが出来ないか、
                  いつも考えさせられるテーマです。

                  王子HD バイオマス発電市場普及への呼び水

                  0
                     2013年02月13日 EconomicNews 発信

                    バイオマス発電市場、王子HDの投資は普及への呼び水となるか

                    という記事が掲載されました。勝手ながら要約・解釈すると・・・。

                    80%ものエネルギーを海外に依存する日本社会、再生可能エネルギーの認知度は高まっているものの、太陽光発電ばかりが普及し、バイオマス由来電力市場は思うように普及していない。

                         2010年度     394.7MWh  211億円
                     
                           2015年度(予想) 418.0MWh  228億円  108.1% とほぼ横ばい

                      こうした中、王子HD<3861>の100%子会社の王子グリーンリースが宮崎で発電事業に85億円を投資すると発表した。発電規模は、25,000KWで売り上げは、年間約40億円で現在のバイオマス発電の規模からすると大規模な投資と言える。

                     未利用な廃棄物を燃料とするバイオマス発電は、地域に分散する資源を活用することで持続的な発展が可能であるし、1つの過大に偏在した発電方法に依存することへのリスクヘッジとなることは、先の震災でだれもが実感したことでありメリットがある。スマートグリッドが本格導入されればその有用性は増すのでないか。

                    山林活用ドットコムで注目している、バイオマス発電施設は、その計画を実行する上で、解決すべき課題があります。

                     
                     1つは燃料の安定供給、もう一つは水です。それらの条件をクリアーすることは容易でないのかもしれません。規模も大きく、既に燃料の安定供給ルートをもっている。製紙業界は、そういった意味で非常に有利なのかもしれません。紙の需要が減少している現在、新たな原料チップの需要先としてエネルギー利用に投資することは当初から想定されていたことでしょう。


                    三重県伊賀市  未利用木材買取事業はじまる(マルタピア協業組合)  

                    0
                       毎日新聞 2013年02月10日 地方版 

                       三重県では、木材価格が低迷するなか、2014年松坂市でバイオマス発電http://info.sanrin-katsuyo.com/?eid=22を開始する。
                       事業主体「伊賀地域木質バイオマス利用推進協議会」(三重県、伊賀市、名張市、マルタピア)は、伊賀地域で伐採されたスギ、ヒノキを対象に1立方?あたり3500円で買い取る事業を始めた。(2月9日) 軽トラ1台で1500円〜2000円ほどになるが、この日マルタピアには、23台分約22立方?の間伐材があつまった。
                       協議会によると、この地域で間伐が行われているのは約800ヘクタールであるが、間伐材として利用されているのは僅かに6%程度。県平均の約半分程度で大半は山林に放置されているとのこと。

                       
                       個人の山林所有者の方が、お小遣い稼ぎに山に放置するしかない未利用木材を軽トラで集め、サテライト的な燃料集積地を形成する。この軽トラ方式は、大規模ではないが、誰でも気軽に参加できる点がメリット。地域に直接、お金が落ちるこの仕組みに、再生可能エネルギー固定買取制度が柔軟に対応できれば良いと思う。目的は、森林資源をどうやって生かせるかである。


                       
                       
                       


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