山林担当者より〜山林活用ドットコムの現場担当者ブログ

切捨て間伐

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     ある、山林所有者の方の山を見させて頂きました。驚きました。

     2年前に奥山の間伐が遅れている山林の整備という名目で、いわゆる森林環境税を利用して「捨て切り間伐」を行った場所でした。

     奥山のため、次の収入間伐(伐採益を得る為の間伐)はしばらく見通しがなく、山林の管理と保全を目的に正に切り捨てられた跡地です。

     山林所有者の方は、費用も掛からず山の管理が出来ると薦められれば、反対する理由もないと判断されるのも当然です。しかし、森林環境税という大切な税金をかけて、この状況では、山が泣きます。もっともっと貪欲に資源を活用し、伐採木を生かすことが本当の意味で、血税を生かすことではないでしょうか?

     こうした資源を真剣に活用する議論が必要と山林活用ドットコムは考えます。

    捨て切間伐










    発電と熱利用

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       再生可能エネルギー固定買取制度(FIT) では、エネルギーのなかでも発電による電気エネルギーがメインとなっている。福島であれだけの事故が発生し、日本全体でみると非常に電力が不足していることを考えると当然かもしれない。

       しかし、最近バイオマスを勉強してつくづく感じることがある。

       原子力発電で、約30%程度のエネルギー変換効率しかないらしい。 効率は低いのだ。火力発電所でも48%程度。

       つまり、原子力発電は100のエネルギーを持った核燃料を利用し、お湯を沸かし、蒸気を発生させ、タービンを回し、ようやく発電すると、発生する電気は30になってしまうのだ。しかも、この効率は大規模(100万KW以上)であるほど有利。バイオマス発電のような小規模(5000KW)では現実的には20%程度なのだ。

      東京電力(どの電力会社も)は、発電して儲ける会社なので規模を拡大して発電する。→その結果、一箇所に莫大な熱エネルギーが発生する。→熱エネルギーは、遠くに運んで利用しずらい。(近隣では利用できない)→熱をどうやって捨てるか考える。→ 海の近くに発電所を設け熱を海にすてる。

      電気は、送電線を張れば遠くでも利用できる非常に便利なエネルギーであることは疑う余地は無い。

      しかし、極論を言えば、日本全土の電気を作り出す大儀のために、その数倍もの莫大な熱エネルギーを日本の技術を結集して海に捨て続けてきたのである。(今現在も)

       どう考えてもこれは愚かなことだ。どう考えても・・・。

       発電と共に発生する熱をどうやって活用するか、ここに技術を結集すべきではないか?トータルでエネルギーを利用するには、規模が小さいほうが良いのではないか?

       小規模で発電し、そこで生まれる熱を最大限に生かせば、日本の発電所はそんなに要らず、大きな省エネを達成することができないのか?なぜ、国はこの機会にこのような矛盾を解決しようとしないのか?

      以前 別の機会に、日本全土の森林系のバイオマス発電の潜在的な能力は原子力発電 1基分と 大雑把に計算したことがある。熱利用まで追及すれば小規模ゆえにその数倍の潜在的な可能性があるのではないか?

       いつも、このことを考えるとヒートアップしてしまう。エアコンの設定を思わず下げそうになった自分に気付いた・・・。

      富士山 山麓

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         昨日8月24日(金)〜25日(土)にかけ、会社の親睦旅行に行ってきました。初日コースは、富士五湖観光と富士急ハイランドの2つを分かれて回り、下部ホテルに宿泊し。本日は、朝霧高原を経由して御殿場インター近くのアウトレットモールのショッピングでした。 個人的には、ショッピングよりも富士周辺の森林資源に興味湧き、その豊富さを改めて感じた旅行でした。かつて何度も青木ヶ原樹海も通過したことがあるのですが、森林活用ドットコムを担当するようになって、全く違う視点を持つようになった訳です。皆さんも、ご自分の周辺の山林を改めて観察されてはいかがでしょうか。富士山周辺の山林は、人工林もたくさんありましたが、手入れが遅れている印象でした。写真は、朝霧高原付近のバスの車窓から携帯で撮影した写真です。薄めの逆光ですが、まあまあのショットでしょ!







        脱原発 過半の国民希望

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           東京電力福島第一原発事故を受けた新たな「エネルギー・環境戦略」策定に関する国民の意見を検証する政府の専門家会議は28日、「少なくとも過半の国民は原発に依存しない社会の実現を望んでいる。」との検証結果をまとめた。 (毎日新聞 2012年8月29日 朝刊)

           人間だれしも、自由・安全でかつ豊かな生活を送りたい。しかし、それを達成するには、ふんだんにエネルギーを消費するライフスタイルに成らざるを得ないと思う。1億人の人がいれば、1億通りの考え方があり省エネスタイルが重要と分かっていても、本来生存するために必要なエネルギー以上に(無駄な)エネルギーを消費してしまう社会となるだろう。

           ドイツのバイオマス利用を視察する途中、ライン川のほとりに巨大な蒸気を発生する施設を発見した。日本にはない、内陸型の原子力発電所であった。バイオマスを生活システムの中に取り入れている彼らですら、原子力と共存していた。かれらの合理性を垣間見たような気がした。

           


          ドイツ原子力発電所

          太陽光発電と木質バイオマス発電

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             いま、再生可能エネルギー固定買取制度は、バイオマスだけではなく太陽光発電も有利な価格となっている。地球上に降り注ぐ太陽光のエネルギーをもっともっと利用できれば、地球環境に付加を掛けずに人は活動できるはずだ。太陽光発電の最大の課題は、夜発電出来ないことと、天候に左右され変動が大きいこと。夜間電力は、余っているので前者は、大きな問題ではないのかもしれない。一方、バイオマス発電は、燃料の安定供給にコストがかかることが課題であるが、燃料資源が豊富にあれば発電は比較的安定した発電量が見込める。ヨーロッパ視察の時にオーストリア人の方が、おっしゃっていた。太陽光もバイオマスもありとあらゆる再生可能なエネルギーを組み合わせて使うべきだと。その通りだと思った。
             良く考えると、地球上の生命エネルギーの源は殆どは太陽の恩恵である。我々の取り組んでいる木質バイオマスもいわば太陽光を木が蓄え、それを利用する。木質バイオマスは、広い意味で太陽光発電なのだと最近つくづく思うことがある。 風も波もか・・・・・。
             

            栃木の山林(約13ha)のご商談

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               1年ほど前から、ご商談させて頂いていた方との商談が大詰めとなってきました。比較的手入れが行き届いた山林で雑木林も一部ある山です。当初は、山の間伐(手入れ)のご相談でした。売買のきっかけはやはり、将来の相続の問題でした。所有者の方は、相続においてある程度整理をしたいとのご意向を強くお持ちでした。また、ご先祖から引き継いだ山を、誰でも良いから売りたいという趣旨ではなく、山が荒れないような管理を継続してしてもらいたいとの条件もお持ちでした。弊社としては、材木の価値に加え、いろいろなお客様(住宅メーカー、工務店さま)に山林を見学していただける山としての価値を見出すことが出来たので、購入後即、伐採ではなく、適度に手入れをしながら継続して管理する意向です。お盆をはさんで、将来のことを親族でじっくり話され決断されたようです。山林は、みなそれぞれの思いが込められていることを感じます。ご納得がいくまで検討されることをお願いして電話を切りました。

              原木相場が乱高下!?

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                 原木が全国で乱高下しているようです。
                「ものの値段は、需要と供給のバランスで決まる」これは、いくらスーパーコンピューターが発達しても、決して変わらないし、完全に予測することは不可能だと思います。半導体を生産する最新鋭の工場を持つ会社が倒産してしまう。← まさに、象徴的な出来事です。

                事の発端は、国の施策で国産木材の利用率を飛躍的に高めることを目的に導入された補助金政策が原因との見方が多いようです。供給が瞬間的に需要を上回ってしまったのです。 業界では、林野庁に陳情に行ったとか・・・。

                せっかく貴重な税金投入し、利用されるまであと一歩のところまで来たのに、これを利用できないことは極めて残念でなりません。やはり、出口と入り口 これが大事なのでしょう。

                 山林活用.comでは、せっかく準備された補助金をどうやったら本当の意味で生かせるのか?今後じっくり検討して参ります。

                山林活用?

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                  日本の国土の3分の2が、森林でその約4割が人工林であると様々な資料が示しています。
                  単純に国土の4分の1強の面積(1036万ha)が、人の手で植林された計算になるのです。
                  私事ですが、過去に山仕事をした経験があり、実際に植林も10haほど体験しました。狭い国、日本と言われますが、過去の先輩方はこの100万倍の面積の植林を行ったことになるのです。先人のとてつもないエネルギーの凄さに身をもって驚愕した思い出がいまでも鮮明です。

                  世界経済の影響、円高など様々な大きなうねりの中で、せっかくある、国の木材資源が十分生かされていないと言われます。国産材を安定して生かすことが出来れば、国土の多くが、資産として見直せるのではないか、山国日本の再生の一助になるのではないか。

                  私どもは、山林活用をキーワードに 様々な視点から せっかくある資源を、先輩たちが残してくれた資源(資産)を生かすことが出来ないか、皆さんと共に考えて参ります。

                  間伐の補助金について

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                     間伐の補助金は、一般の方には分かりにくいものです。それは、補助事業が行政(国、県、市町村)が行う事業であることから、どうしても種々の書類提出が必須であることに加えて、その性質上、年度末に近づくと予算に限りがあるため、場合によっては制度はあっても実行できない場合があるからだと思います。たとへば、エコカー補助金などは、大手自動車メーカー、販売店がその効果が大きいためある程度リスクをもって、場合によっては、補助金保障などをアピールしながらそれを貪欲に活用しています。しかし、林業の補助金の要となる森林組合様は、直接自分の商品を売るわけではないので、どうしても補助金がある範囲で無難に仕事をせざるを得ない仕組みになっているのだと思います。だから、林業に関わる補助制度のアピールは、いつも何かはっきりしないのです。なんとなく、「制度は準備していますよ!皆さん」で終わってしまう。せっかくある補助制度(全部税金です)、どうやったら次につながる活用が出来るのか?問題意識を持って取り組んで参りたいと思います。
                     インターネットを検索すると良い資料を見つけることができました。よく纏まっていて分かりやすい資料です。興味がある方は、全国林業改良普及協会よりお取り寄せされることをお勧めします。http://www.ringyou.or.jp/

                    パンフレット







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