山林担当者より〜山林活用ドットコムの現場担当者ブログ

補助事業を利用した山林活用の実践 その5

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     いよいよ、今回の実証実験にご賛同頂いた山林所有者の方の山から、弊社の那珂川工場に原木が到着しました。

     今回の最大のポイントは、間伐の遅れた山林から発生する低質(曲がり、反り、腐れなど)の木材をいかに搬出でるか? 伐採のコストをいかに下げることができるのか? の2点です。

     これらの作業を確認するため、この日は担当の森林組合さまと現場の確認を行いました。

    鈴木山 組合説明

     







    具体的な伐採作業のポイントは、<従来>と<今回>では次のような違いがあります。

    <従来> 
     間伐作業で伐採した木材は、一本の木から通直(真直ぐ)で腐れなどの傷みがない部分を選び、その部分を切り取る作業(造材という)を行います。この作業の過程の中で、残された木材は極論を言えば山に放置されます。

    <今回>
     伐採した木材の良い部分のみを選び抜く、従来型の造材作業に比べ、明らかに良質な木材である場合を除き、概ね3mにカットする作業としまた。今回の山林は全体的に間伐が遅れていることは明白であるため、良材を選別する作業にこだわらず、造材作業をシンプルにし効率的な作業に心がけて頂ました。これにより、低質材であるか良質材であるかの見極めには極力時間を割くことなく伐採・造材に集中するため作業性が向上すると同時に、従来の作業では、山に放置していた(捨てていた)木材までも搬出するため、伐採コストは下がるものと考えられます。

    以上、伐採作業の違いを明確にした上で下記の写真のような木材が搬出されて参りました。


    搬出された木材

    鈴木山 B全体









    選木機により選別された木材

    すいやずk










    低質材として選別された木材


    鈴木山 B 規格外










    低質材の例(曲がり材、芯腐れ材)


    鈴木
    鈴木山 芯くされ材


















     栃木は、この度の寒波で積雪もあり伐採・搬出作業は滞りが発生し、途中経過報告ですが、1haの山林から概ね100m3の木材が那珂川工場に運びこまれ、このうち約20%がいわゆる低質材としてカウントされている状況です。従来であれば、これらの材は搬出されず生かされないで山に放置されてしまいます。これらを搬出して生かすことで、現在の補助制度の最高ランクの補助金が適用される訳です。

     森林組合の担当者の方にお伺いすると、現場では、このような伐採(低質材を思い切って出す)を行うに当たって、現場はやり若干の戸惑いが見られたとの事でした。「本当に、こんな材を製材工場に運んでよいのか」そんな声も当然出た事でしょう。ある意味では、今までとは180度違う山林の活用にプロでさえも頭の切り替えが必要であることを物語っていると感じました。

     このような現場の説明会・勉強会などを通じて、山林所有者の方の理解、現場の理解、受入側の理解をさらに深めていく必要性を感じました。今回の実証データを取りまとめて、皆さんにご紹介できる機会を設けますのでお楽しみに・・・・・・。

     この日の、那珂川工場の最低気温は−8℃を記録し、厳しい寒さの中での確認作業でした。ご協力頂いた森林組合さまありがとうございました。




    補助事業を利用した山林活用の実践 その5

    0
       いよいよ、今回の実証実験にご賛同頂いた山林所有者の方の山から、弊社の那珂川工場に原木が到着しました。

       今回の最大のポイントは、間伐の遅れた山林から発生する低質(曲がり、反り、腐れなど)の木材をいかに搬出でるか? 伐採のコストをいかに下げることができるのか? の2点です。

       これらの作業を確認するため、この日は担当の森林組合さまと現場の確認を行いました。

      鈴木山 組合説明

       







      具体的な伐採作業のポイントは、<従来>と<今回>では次のような違いがあります。

      <従来> 
       間伐作業で伐採した木材は、一本の木から通直(真直ぐ)で腐れなどの傷みがない部分を選び、その部分を切り取る作業(造材という)を行います。この作業の過程の中で、残された木材は極論を言えば山に放置されます。

      <今回>
       伐採した木材の良い部分のみを選び抜く、従来型の造材作業に比べ、明らかに良質な木材である場合を除き、概ね3mにカットする作業としまた。今回の山林は全体的に間伐が遅れていることは明白であるため、良材を選別する作業にこだわらず、造材作業をシンプルにし効率的な作業に心がけて頂ました。これにより、低質材であるか良質材であるかの見極めには極力時間を割くことなく伐採・造材に集中するため作業性が向上すると同時に、従来の作業では、山に放置していた(捨てていた)木材までも搬出するため、伐採コストは下がるものと考えられます。

      以上、伐採作業の違いを明確にした上で下記の写真のような木材が搬出されて参りました。


      搬出された木材

      鈴木山 B全体









      選木機により選別された木材

      すいやずk










      低質材として選別された木材


      鈴木山 B 規格外










      低質材の例(曲がり材、芯腐れ材)


      鈴木
      鈴木山 芯くされ材


















       栃木は、この度の寒波で積雪もあり伐採・搬出作業は滞りが発生し、途中経過報告ですが、1haの山林から概ね100m3の木材が那珂川工場に運びこまれ、このうち約20%がいわゆる低質材としてカウントされている状況です。従来であれば、これらの材は搬出されず生かされないで山に放置されてしまいます。これらを搬出して生かすことで、現在の補助制度の最高ランクの補助金が適用される訳です。

       森林組合の担当者の方にお伺いすると、現場では、このような伐採(低質材を思い切って出す)を行うに当たって、現場はやり若干の戸惑いが見られたとの事でした。「本当に、こんな材を製材工場に運んでよいのか」そんな声も当然出た事でしょう。ある意味では、今までとは180度違う山林の活用にプロでさえも頭の切り替えが必要であることを物語っていると感じました。

       このような現場の説明会・勉強会などを通じて、山林所有者の方の理解、現場の理解、受入側の理解をさらに深めていく必要性を感じました。今回の実証データを取りまとめて、皆さんにご紹介できる機会を設けますのでお楽しみに・・・・・・。

       この日の、那珂川工場の最低気温は−8℃を記録し、厳しい寒さの中での確認作業でした。ご協力頂いた森林組合さまありがとうございました。




      補助制度を利用した山林活用の実践 その4

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         山林活用の実践 その3において、山林所有者の方に対して、補助制度を最大限利用するために、木材選別機を備えた弊社那珂川工場に伐採した木材を搬入することの意味をご納得頂くことが出来ました。

         
        いよいよ次の手順で現場での実践となります。

        1)森林所有者さま、森林組合さま立会いのもと、敷地境界の確認。

        地籍調査














        幸いにも、今回の山林は地籍調査が終了した地域でした。山林の境界把握は比較的スムーズに完了しました。

        2)間伐を行う木の選木


        間伐選木
        間伐選木3























        4)作業道の開設


        作業道開設
        作業道































        5)伐採および搬出

        間伐後
        搬出





























        山林所有者の方の間伐後の第一印象は、「山が明るくなった」との事でした。

        次回は、伐採した木材を那珂川工場に搬入し、利益がどのように得られたのかウオッチしてまいります。














        補助制度を利用した山林活用の実践 その3

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           森林組合さまより、早速お見積もりがでました。


          森林組合見積もり












          お見積もりの内容を解説するまえに、改めて森林組合さまにお見積もり頂く際のポイントをまとめ
          ました。

          ****  お見積もりのポイント  ****

          森林組合さまへ、お見積もりを依頼するにあたり、所有者さまの意向を確認させて頂きました。その上で、森林組合さまへは所有者様が納得できる内容となるよう、弊社からアドバイスさせて頂き
          ました。

          <山林所有者の意向>

          ◎間伐が遅れていることは、理解できた。補助金を活用して山に光を入れてほしい。
           「手入れの為に、持ち出しはしたくない(費用は支払えない)。」

          ◎将来、次の間伐で収入が得られるように施業をしてもらいたい。
           「今回の間伐作業の際の作業道を将来使いたいし、比較的良材を残してもらいたい。」

          <弊社からのアドバイス>

          ◎今回の山林は、低質材の比率が高い。選木にコストが掛かる一般の共販所に搬入した場合の
            見積もりと、弊社で費用を掛けず選木し、規格外の木材も買取れる、那珂川工場へ搬入した
            場合の見積もりを作成し、山林所有者さま自身が選択できるような見積書を依頼すべき。

          ◎今回の間伐は、山に光を入れることが目的とするなばらば、コストの多くをしめる伐採コスト、
            搬出コストをおさえながら施業を行うと同時に、搬出間伐を進めるとより補助金が多く出る
            今の補助制度を十分活用したお見積もりの依頼をすべき。

          ****   お見積書の比較検討   ****

          森林組合さまから提出された見積書を分かりやすく、グラフにしてみました。
          (画像が悪く申し訳ありません・・・・)

          次のグラフは、1ha あたりの収入・経費・利益 を比較してあります。
          たかはら森林組合見積もり











          グラフの項目は、20%間伐を行い、通常の共販所に搬入し木材を販売したケース
          を通常とし、それに対して那珂川工場に搬入した場合(1,2)を比較しました。
           それぞれ収入と経費それらを差し引いた利益を表示してあります。(1,2)の違いは
          同じく20%間伐を行った結果、より多くの材積が得られた場合を(2)としました。
          金額は、1haあたりの金額です。
           木材の搬出量の見積もりは次のとおり、

          通常      柱A 12.5m3  中目A 4.2m3  小径木その他B 25m3  合計約42m3
          那珂川(1)  柱A 12.2m3  中目A 3.9m3  小径木その他B 40m3  合計約56m3
          那珂川(2)  柱A 12.3m3  中目A 3.9m3  小径木その他B 49m3  合計約65m3

           同じ山を想定しても、燃料利用できる那珂川工場では低質な材料も利用できる為、搬出→買取
          できる合計の材積が増すことが期待されます。また、今の補助制度から、搬出量が多くなると
          その分(黄色)補助金が多くなり最終利益も増加する見込みであることが分かりました。

           また、那珂川工場に搬入した場合は、いわゆる共販所で掛かってくる、はい積み手数料や
          選木の手数料が不要の為、経費節減につながっているようです。とくに、低質材の比率が高い
          今回の山林は、通常の共販所に入荷しても単価の低い低質材においても一律のはい積み手数料
          (通常1000円/m3程度)が発生し非常に割りの悪い作業となってしまうようです。

           今回のお見積もりは、もちろん全ての山林でこのような結果になるとお約束するものではありま
          せん。しかし、条件さえ合えば、今まで手付かずであった、全国の手入れが遅れている山林活用
          の活性化につながる良い例となるのではと考えています。

          今回の見積書を通して、森林所有者の方は、全体像を把握することが出来たため、納得の上
          森林組合さまに間伐業務の依頼をお願いすることとなりました。

           次回は、いよいよ実際の山林の間伐作業を行い、どのような収支となるのか・・・・。
          順次ご報告いたします。

          ****    担当者 後記    ****

           森林組合さまに、見積もりの依頼をするということは、所有者自身がその山林をどうしたいのか?
          これが明確である必要があると思います。しかし、所有者の方の多くが具体的なイメージを
          持てないでいると思います。森林のプロの仕事は、所有者の方が山林望むべき姿を所有者
          自身で描けるように導くことなのかもしれません。



          補助制度を利用した山林活用の実践 その3

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             森林組合さまより、早速お見積もりがでました。


            森林組合見積もり












            お見積もりの内容を解説するまえに、改めて森林組合さまにお見積もり頂く際のポイントをまとめ
            ました。

            ****  お見積もりのポイント  ****

            森林組合さまへ、お見積もりを依頼するにあたり、所有者さまの意向を確認させて頂きました。その上で、森林組合さまへは所有者様が納得できる内容となるよう、弊社からアドバイスさせて頂き
            ました。

            <山林所有者の意向>

            ◎間伐が遅れていることは、理解できた。補助金を活用して山に光を入れてほしい。
             「手入れの為に、持ち出しはしたくない(費用は支払えない)。」

            ◎将来、次の間伐で収入が得られるように施業をしてもらいたい。
             「今回の間伐作業の際の作業道を将来使いたいし、比較的良材を残してもらいたい。」

            <弊社からのアドバイス>

            ◎今回の山林は、低質材の比率が高い。選木にコストが掛かる一般の共販所に搬入した場合の
              見積もりと、弊社で費用を掛けず選木し、規格外の木材も買取れる、那珂川工場へ搬入した
              場合の見積もりを作成し、山林所有者さま自身が選択できるような見積書を依頼すべき。

            ◎今回の間伐は、山に光を入れることが目的とするなばらば、コストの多くをしめる伐採コスト、
              搬出コストをおさえながら施業を行うと同時に、搬出間伐を進めるとより補助金が多く出る
              今の補助制度を十分活用したお見積もりの依頼をすべき。

            ****   お見積書の比較検討   ****

            森林組合さまから提出された見積書を分かりやすく、グラフにしてみました。
            (画像が悪く申し訳ありません・・・・)

            次のグラフは、1ha あたりの収入・経費・利益 を比較してあります。
            たかはら森林組合見積もり











            グラフの項目は、20%間伐を行い、通常の共販所に搬入し木材を販売したケース
            を通常とし、それに対して那珂川工場に搬入した場合(1,2)を比較しました。
             それぞれ収入と経費それらを差し引いた利益を表示してあります。(1,2)の違いは
            同じく20%間伐を行った結果、より多くの材積が得られた場合を(2)としました。
            金額は、1haあたりの金額です。
             木材の搬出量の見積もりは次のとおり、

            通常      柱A 12.5m3  中目A 4.2m3  小径木その他B 25m3  合計約42m3
            那珂川(1)  柱A 12.2m3  中目A 3.9m3  小径木その他B 40m3  合計約56m3
            那珂川(2)  柱A 12.3m3  中目A 3.9m3  小径木その他B 49m3  合計約65m3

             同じ山を想定しても、燃料利用できる那珂川工場では低質な材料も利用できる為、搬出→買取
            できる合計の材積が増すことが期待されます。また、今の補助制度から、搬出量が多くなると
            その分(黄色)補助金が多くなり最終利益も増加する見込みであることが分かりました。

             また、那珂川工場に搬入した場合は、いわゆる共販所で掛かってくる、はい積み手数料や
            選木の手数料が不要の為、経費節減につながっているようです。とくに、低質材の比率が高い
            今回の山林は、通常の共販所に入荷しても単価の低い低質材においても一律のはい積み手数料
            (通常1000円/m3程度)が発生し非常に割りの悪い作業となってしまうようです。

             今回のお見積もりは、もちろん全ての山林でこのような結果になるとお約束するものではありま
            せん。しかし、条件さえ合えば、今まで手付かずであった、全国の手入れが遅れている山林活用
            の活性化につながる良い例となるのではと考えています。

            今回の見積書を通して、森林所有者の方は、全体像を把握することが出来たため、納得の上
            森林組合さまに間伐業務の依頼をお願いすることとなりました。

             次回は、いよいよ実際の山林の間伐作業を行い、どのような収支となるのか・・・・。
            順次ご報告いたします。

            ****    担当者 後記    ****

             森林組合さまに、見積もりの依頼をするということは、所有者自身がその山林をどうしたいのか?
            これが明確である必要があると思います。しかし、所有者の方の多くが具体的なイメージを
            持てないでいると思います。森林のプロの仕事は、所有者の方が山林望むべき姿を所有者
            自身で描けるように導くことなのかもしれません。



            補助制度を利用した山林活用の実践 その2

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              **** 森林組合さまへの相談 *****

              所有者さまにお話し、加入している森林組合さまにご相談して頂いたところ、たまたま、所有者さまの山林がある地域は、森林組合において森林経営計画を立て、施業(間伐などの山林管理)の集約化を進めている地域であることが分かりました。

               早速、山林を診断していただくことになりました。

              診断の結果は、やはり間伐が少し遅れた林分(山林の状況)であることが判明しました。たまたま、今回のエリアは、集約化施業によって間伐を行い、補助制度を利用することで採算が見込める山林であることも判明しました。

               森林組合のご担当者の方によると、比較的間伐が進んで木材の利用率が高いこちらの地域であっても全体的には、間伐が遅れていることが多いとおっしゃっていました。材価が低迷している近年では、価値の低い山では経費のかかる間伐を行って搬出→販売を行っても相場が変動することもあり、赤字を出す可能性もあるとの事です。

              **** ワ ン ポ イ ン ト 解 説 ****

               「このような現在の状況では、担当者として絶対利益を出せると明言することがしにくくなります、
              森林所有者の方も、費用を出してまで山林の管理をすることが出来ない為、結果として山林の活用を決断することなく、塩漬け(意思決定の先送り)につながることが往々にして発生してしまうのです。
              このような山は、全国に正に山のようにあると考えられます。」

              **** ご 提 案 ****

               そこで、私どもは山林所有者の方に現況の整理と次のご提案をさせて頂ました。

              「現況整理」
               森林組合さまのご診断から、間伐が遅れていることが判明した。したがって、今回の山林は低質材の比率が高いことが予想される。通常の木材販売の手順では、木材共販所に一度搬入し木材を選別・はい積(木材を土場に整理して並べる)を行うため、結果として単価が安くなってしまう木材に対して一律に手数料やはい積料金が発生してしまい、売価に対する経費がますます増えてしまう(利益が減少する)。

              「ご提案」
               木材共販所を経由した木材販売を行わず、弊社 那珂川工場に直接搬入を行う検討をお勧めする。那珂川工場では、機械による選別装置(選木機)があり手数料は発生しない。合わせて、再来年に予定している発電設備の燃料として、低質材を買取ることが出来るため、結果としてトータルとしての木材利用率が上がり、搬出材積が通常より多くなるため、補助金の額も通常より多くなる可能性が高い。 森林組合のご担当者さまに、所有者の立場から説明し、手数料の削減、補助金額の向上を目的とした、造材→搬出を前提した見積もりと、通常の見積もりを要請し比較検討頂きたい。

               
              **** ま と め ****
               
               上記の提案をさせて頂き、所有者の方は早速、見積もり(2つのパターン)の見積もりを森林組合
              さまにお願いすることとなりました。現時点ではまだ、予想ですが、結果として伐採搬出する量が増え、森林組合さまの作業量も増加し、所有者、森林組合、製材業者の3者のメリットにつながると考えています。 なにより、森林資源の活用が促進され、せっかくの補助制度が生かされることと思います。 お見積もりの結果など、継続してご報告したいと思います。

              補助制度を利用した山林活用の実践 その1

              0
                 弊社HPを通じてご相談頂いた山林所有者の方の中から補助制度を利用した山林活用の事例を
                山林所湯者の方と一緒に実践することとなりました。

                 山林所有者の方は、祖父様から引き継いだ山林は、時折間伐の手伝いをするなど、比較的身近で
                あったとのことでした。働き者の祖父は、数町歩にもおよぶ田畑、山林をお一人で管理されたいた
                とのこと。

                 山林を引き継がれた後、山林を生かすことは出来ないかと検討されていたおり、たまたま弊社HP
                が目に留まりご相談頂きました。

                 弊社でまず、お勧めしたのが、森林簿、森林計画図の取得です。山林活用の第一歩は、所有山林
                の把握です。 所轄の行政出先機関にこの2つの書類を取得をお願いしました。

                 もちろん、弊社でご紹介した
                「森林簿・森林計画図の取得方法」http://sanrin.sanrin-katsuyo.com/?eid=23

                を参考にして頂きました。

                 その結果、次のことが明確となりました。

                1)祖父様が生前おっしゃっていた山林面積は、実は田畑も含めた面積だったこと。
                2)所有する山林を図面で確認することが出来、イメージとのずれも発見したこと。
                3)面積は、5ha以上であり、森林経営計画を立てていれば、集約化施業の補助金が利用できる
                  可能性があること。


                ちなみに、お爺様は人に任せることがお嫌いであったため、森林組合への相談などもせず、
                補助金などの活用は一切されたことがないとの事でした。
                 
                 現在は、材価も下がり、http://info.sanrin-katsuyo.com/?eid=33
                残念ながら、相場の向上を期待して伐採の時期を逸していらっしゃるケースが多いことを
                ご説明しました。 森林組合に加入されておりまずは、森林組合を尋ねることとしました。

                次回は、森林組合さまを尋ね、結果のご報告ができると思います。




                 

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